第49回　国民アンケート調査報告
「歯科医院の利用目的とドクターの外見・性格・能力で重視する項目」

調査対象期間：2010年5月6日〜5月21日

Q1）年齢　Q2）性別　Q3）職業　Q4）地域別

回答者は1411人。男性50%、女性50%
回答者を年齢別に見ると、10代が3%、20代が18%、30代が32%、40代が25%、50代が15%、60代が6%である。
職業別に見ると、38%が会社員で次いで、主婦が21%、パート・アルバイトが12%を占めている。
地域別に見ると22%が都市型、78%が郊外型の歯科医院を利用している。

Q5
あなたが主に歯医者さんを利用する目的は何ですか？

Q5では、歯科医院の利用目的を調査した（図5-1）
「あなたが主に歯医者さんを利用する目的は何ですか？」という質問に対して「歯の治療」76%、「定期検診」12%、「歯石とり・クリーニング」11%となった。治療目的が主である事がわかる。

歯科医院の利用目的において、性別、地域別の変化がある確認した。（図5-2、図5-3）。傾向としては僅かであるが、男性は治療や健康に対して、女性は美容に対しての傾向がある。また、郊外は治療や健康に対して、都市部は美容に対しての傾向がある。

Q6
ドクターの外見について、あなたが重視するものはありますか？
該当するもの全てお答えください。

Q6では、ドクターの外見に対して調査した（図6-1）
「ドクターの外見について、あなたが重視するものはありますか？該当するものを全てお答えください」という複数回答の質問に対して、「話し方」「清潔さ」の項目は特に多かった。

男性と女性を比較したところ、「清潔さ」「身だしなみ」「顔の表情」「体臭」は男性よりも女性がより重視している事がわかる（図6-2）

Q8
ドクターの性格について、あなたが重視するものはありますか？
該当するものを全てお答えください。

Q8では、ドクターの性格に対して調査した（図8-1）
「ドクターの性格について、あなたが重視するものはありますか？該当するものを全てお答えください。」という複数回答の質問に対して、「誠実」「親切」「気配り」「やさしさ」の項目が特に多かった。

男性と女性を比較したところ、「気配り」「やさしさ」「穏やかさ」「明るさ」は男性よりも女性がより重視している事がわかる（図8-2）

Q10
ドクターの能力について、あなたが重視するものはありますか？
該当するものを全てお答えください。

Q10では、ドクターの能力に対して調査した（図10-1）
「ドクターの能力について、あなたが重視するものはありますか？該当するものを全てお答えください。」という複数回答の質問に対して、「治療が上手」「分かりやすい説明」の項目が特に多かった。

男性と女性を比較したところ、「希望に合わせて提案」「症状を良く聴く」「スタッフの統率力」は男性よりも女性がより重視している事がわかる（図10-2）

Q11
Q10の質問で、最も「気になる」ものを１つだけ選択してください。

Q11では、Q10の質問で最も気になる要素を１つだけ調査した（図11-1、図11-2）
「Q10の質問で、最も「気になる」ものを１つだけ選択してください」という質問に対して、「治療が上手」が上位を占めた。

Q10の複数回答（MA）とQ11の単数回答（SA）の結果を見ると、ドクターの能力で重視する項目は、「治療が上手」である事がわかる。

治療目的とドクターの能力で最も気になる項目をクロス分析した（図11-3）どの治療目的でも「治療が上手」は重視されている事がわかる。

Q12
ドクターについて、全ての項目の中から最も重視するものを１つだけ選択してください。

Q12では、Q6（外見）、Q8（性格）、Q10（能力）の項目の中で、何を一番重視するのかを調査した（図12-1）
「ドクターについて、全ての項目の中から最も重視するものを１つだけ選択してください」という質問に対して、「治療が上手」が上位を占めた。

Q13
あなたが理想とするドクター像を教えてください。（自由回答）

Q13では、ドクターに対しての理想像を自由回答で答えて頂いた。
「あなたが理想とするドクター像を教えてください。（自由回答）」という質問に対して以下のような結果となった。

テキストマイニングの手法を用いて自由回答のテキストの分類を行なった。全体的に男性より、女性が発言が多く、女性は「わかる（分かりやすい）」「穏やか」「子供」「話す」「しっかり」などのキーワードが多くあがった。一方、男性は「誠実」「（丁寧に）接する」「希望」「明るい」「高い（技術）」などがキーワードとして多くあがった。

歯科医院の目的別にコメントを分析した結果、以下のような結果を得た。