株式会社プラネット
歯科医院向けコミュニケーションツールDentalX(デンタルテン)

SiLL-Ha
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唾液検査Q&A

試薬の購入について
  1. 試薬の発注方法について教えてください。

    試薬はプラネットホームページからの発注ができます。
    下記URLよりアクセスいただき、ご発注をお願い致します。
    https://store.dentalx.jp/sill-ha/paper.php
    ※お支払はクレジットカード決済になります。
検体の採取について
  1. 検体を採取する際に注意することは?

    次の3点にご注意ください。
    1. 検体採取の2時間前までに飲食および歯磨きは済ませる。(詳細はこちら
    2. 洗口用水を口に含んだら口腔内全体に行き渡るようにしっかりすすぐ。(詳細はこちら
    3. 採取した検体はなるべく早く使用する。(詳細はこちら


  2. 検体採取前の飲食に制限はありますか?

    検体採取前2時間は、飲食、喫煙、歯磨きは控えるようにしてください。
    検査結果に影響を与える恐れがあります。
    また、測定結果の平均値は、検体採取前2時間の飲食・歯磨き等を控えた被験者の結果を基に
    設定しております。
    2時間の条件を守らなかった場合、平均値が参考とならない可能性があります。
    少なくとも1時間前までに済ませていただくよう、お願い致します。


  3. お口をすすぐ時の注意事項はありますか?

    洗口用水が口腔内全体に行き渡るよう、しっかりとすすいでください。
    お水をお口の中で回すようなイメージです。
    また、ガラガラうがいではなく、クチュクチュうがいをしてください。


  4. 検体は採取してからどれくらい放置できますか?

    検体採取後は30分以内に測定するようにしてください。
    また、測定前に必ず検体を混ぜるようにしてください。
    なお、検体は時間と共に劣化をしていきます。
    30分以内でもできるだけ早く測定をお願い致します。

測定操作について
  1. 唾液検査の測定操作で注意することは?

    次の5点にご注意ください。
    1. 検体をスポイトで吸引する前にしっかりかき混ぜる。(詳細はこちら
    2. 試験紙の各試薬パッドに一滴ずつ続けてしっかり検体を滴下する。(詳細はこちら
    3. 余分な水分を軽くティッシュに吸わせる。(詳細はこちら
    4. 装置の試験紙ホルダの溝に沿わせて、試験紙をセットする。(詳細はこちら


  2. 採取した検体をスポイトで吸引する際に注意事項はありますか?

    検体を吸引する前に、スポイトなどで検体を混ぜるようにしてください。
    また、吸い取った検体と検体の間に空気が入ると、試験紙に検体を滴下した際、
    十分な検体量にならない可能性があります。
    検体を吸引する際は、途中に空気が入らないようにゆっくりと吸引してください。


  3. 検体を試験紙に滴下するときは急いで全ての試薬パッドに垂らした方が良いですか?

    急ぐよりも着実に、リズムよく滴下してみてください。(5秒以内が目安です。)
    各試薬パッドに検体が一滴ずつしっかりと滴下されるようにしてください。
    スポイトをゆっくり押し続けると一滴ずつリズムよく滴下することができます。
    焦ってしまい一滴が小さかったり、泡と一緒に垂らしてしまったりした場合、
    検体量の不足などにより正確な測定値が得られない場合があります。


  4. 検体を滴下したら装置に載せてスタートして良いですか?

    全ての試薬パッドに滴下が終了したら、すみやかに装置の開始ボタンを押してください。
    測定が開始され、10秒のカウントダウンが始まります。
    その10秒の間に、試験紙に残った水分をティッシュ等で軽く吸い取ってから、
    試験紙を装置に載せてください。
    なお、水分は軽く吸い取る程度に留めてください。
    水分を取り除きすぎると、正確な測定値が得られなくなります。


  5. 試験紙を装置に載せるときに注意事項はありますか?

    試験紙ホルダには試験紙を載せる位置が溝になっています。
    こちらに試験紙全体が収まるように試験紙をセットしてください。
    また、試験紙ホルダの奥の突き当たるところまでセットしてください。
    ※試験紙が斜めにセットされていたり、浮いていたりしないよう注意してください。

測定結果について
  1. 測定結果が異常値となる原因について教えてください。

    飲食などの制限うがいの仕方検体の点着方法が適切でなかった場合、
    異常値を示す場合があります。
    また、測定値は1,500名の測定結果を元にした換算値となっております。
    口腔環境が1,500名の方よりも良い/悪い場合、測定値が0や100など極端な値を
    示す可能性があります。
    1. むし歯菌の異常について
    2. 酸性度の異常について
    3. 緩衝能の異常について
    4. 白血球の異常について
    5. タンパク質の異常について
    6. アンモニアの異常について


  2. むし歯菌の測定結果が0と表示されました。どのような原因が考えられますか?

    むし歯菌の検査では、菌が試験紙中の糖類を代謝することにより生成される
    還元性物質を測定しています。
    そのため、菌の代謝活性が非常に低い場合、測定結果が低値となる可能性があります。
    また、うがいの仕方検体の点着方法が適切でなかった場合、
    口腔内の菌が試験紙に十分点着されず、結果が陰性化してしまうおそれがあります。


  3. むし歯がないのにむし歯菌の測定結果が高くなりました。何が原因でしょうか?

    飲食などの制限が適切でなかった可能性があります。
    むし歯菌の検査では、菌が試験紙中の糖類を代謝することにより
    生成される還元性物質を測定しています。
    したがって、ビタミンCなどの還元性物質が口腔内に残存していた場合、
    測定結果が偽高値を示す可能性があります。
    また、現在むし歯のない方でも、菌が多かったり、菌の代謝活性が高かったりした場合、
    測定結果が高値を示します。



  4. 酸性度の測定結果が100と表示されました。どのような原因が考えられますか?

    唾液が非常に少なかった場合、唾液による口腔内の洗浄作用が弱くなり、
    測定結果が高値化する可能性があります。
    また、うがいの仕方が適切でなかった可能性があります。
    うがいが不十分の場合、口腔内の成分をほとんど含まず
    精製水をそのまま測定する形に近くなります。
    精製水は密閉状態でも空気中の二酸化炭素が溶け込むことにより弱酸性になります。
    うがいが不十分の場合、口腔内の緩衝物質がほとんど含まれないため、
    洗口吐出液に最適化した反応原理となっている試験紙では水本来の酸性により
    試験紙の発色が極端に進み、偽高値となります。
    また、飲食などの制限が適切でなかった場合などで、
    ビタミンCや塩化カルシウムなどが口腔内に残存していた場合、結果が高値化する可能性があります。


  5. 緩衝能の測定結果が0と表示されました。どのような原因が考えられますか?

    唾液が非常に少なかった場合、唾液由来の緩衝物質が少なくなるため、
    測定結果が低値化する可能性があります。
    また、うがいの仕方が適切でなかった可能性があります。
    うがいが不十分の場合、口腔内の緩衝物質がほとんど含まれないため、低値となります。


  6. 明らかな歯周病なのに白血球が低値となりました。何が原因でしょうか?

    うがいの仕方検体の点着方法が適切でなかった可能性があります。
    これらの要因により、口腔内の白血球や白血球中の成分が試験紙に十分点着されず、
    結果が陰性化してしまったのかもしれません。


  7. 歯周病でないのに白血球が高値となりました。何が原因でしょうか?

    歯周病以外の要因による出血もしくは炎症がある可能性があります。
    口腔内の傷や口内炎などにより口腔内に白血球が出現し、
    測定値が高値になっているのかもしれません。
    また、風邪などにより口腔内に痰があった場合、痰の中に含まれる白血球と反応し、
    測定結果が陽性化してしまった可能性があります。


  8. 明らかな歯周病なのにタンパク質が低値となりました。何が原因でしょうか?

    うがいの仕方検体の点着方法が適切でなかった可能性があります。
    これらの要因により、口腔内のタンパク質が試験紙に十分点着されず、
    結果が陰性化してしまったのかもしれません。


  9. 歯周病でないのにタンパク質が高値となりました。何が原因でしょうか?

    歯周病以外の要因による出血もしくは炎症により、口腔内に多くのタンパク質が
    出現している可能性があります。
    また、飲食などの制限が適切でなかった可能性があります。
    歯周病では損傷部位からの血中タンパク質が漏出する他、
    組織保護的にムチンが増量するという報告もあるため、
    試験紙の反応原理は様々なタンパク質と反応するように設定しております。
    口腔内に食物由来の残渣が存在した場合、食物残渣に含まれるタンパク質と
    試験紙が反応してしまった可能性があります。


  10. アンモニアの値が低値となることが多いです。何が原因でしょうか?

    うがいの仕方検体の点着方法が適切でなかった可能性があります。
    これらの要因により、口腔内のアンモニアが試験紙に十分点着されず、
    結果が陰性化してしまったのかもしれません。
    また、アンモニアの測定は一番手元のパッドで行っております。
    余剰検体の吸い取りの際にアンモニアの試薬パッドからも水分を取ってしまったり、
    スペーサーを剥がずタイミングが早かったりした場合、十分な発色が起きず、
    測定値が低値化する可能性があります。


  11. アンモニアの値が高値となることが多いです。何が原因でしょうか?

    検体を滴下する量が多かった可能性があります。
    アンモニアの試薬パッドは他の試薬パッドより大きくなっておりますが、
    滴下する検体量は一滴とし、大量の検体を滴下しないようにしてください。
    また、スペーサーを剥がずタイミングが遅かった可能性があります。
    タイミングが遅くなった場合、試薬反応が過剰に進行し、測定値が高値化する可能性があります。








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